クリニックブログ

「なかなかニキビが治らない」と大人になってからできる大人ニキビに悩まされている方は少なくありません。

 

大人ニキビは思春期にできるニキビとは異なるため、その原因と対策を知る必要があります。

 

ニキビに対する誤った知識は、お肌に対してダメージを与えたり、クレーターのようなニキビ痕を作ってしまう原因になります。

綺麗な美肌を目指している方や、いまのお肌を維持したい方へ向けて、今回は大人ニキビについてお伝えします。

 

 

□大人ニキビって？

大人ニキビの原因を知るには、思春期ニキビとの違いを把握する必要があります。

次に、その違いを説明します。

 

 

＊思春期ニキビの原因

中学生から高校生にかける思春期は、ニキビができやすい時期とされています。

その原因は皮脂の分泌です。

若いお肌は皮脂の分泌が活発です。

皮脂を分泌する皮脂腺にニキビ菌が感染し、炎症を起こすことで赤い思春期ニキビができます。

思春期ニキビは主におでこを中心にできます。

 

 

＊治りにくくなる原因

思春期ニキビがなかなか治らないと悩んでいる方へ、その原因をお伝えします。

思春期ニキビが治りにくくなる原因は、刺激の強い洗顔・過度な洗顔・保湿不足・睡眠不足が挙げられます。

また、ニキビを触ってしまう癖がある中高生がいますが、その癖がニキビを治りにくくしている可能性が高いです。

ニキビを触ることで炎症を起こすので、仮に日々のスキンケアで炎症を抑えようと努力していても、ニキビがなかなか治らなくなります。

 

 

＊大人ニキビの原因

大人になるにつれて皮脂の分泌量は減って行きます。

大人ニキビの原因は表皮のターンオーバの低下、つまり角質代謝の低下が原因です。

 

古い角質が皮膚の表面に積もり、毛穴・皮脂の出口を塞いでしまいます。

すると皮脂が溜まり、それが白ニキビへと繋がります。

できた白ニキビがニキビ菌に感染すると、赤ニキビに変化します。

 

大人ニキビは主にフェイスラインにできやすく、角質代謝の低下が原因なので何度も同じ位置にニキビができることがあります。

 

 

＊大人ニキビが治りにくくなる原因

大人ニキビがなかなか治らない原因は、生活習慣に関係してるとされます。

お肌のターンオーバーの低下は、代謝の低下に加えて生活習慣が関係しているからです。

不規則な食生活・お酒の飲み過ぎ・食べ過ぎ・ストレス・睡眠不足がお肌のターンオーバーを低下させる原因です。

大人ニキビを治しやすくするには、まずは生活を見直すことが大切です。

 

 

□思春期ニキビの治療と対策

思春期ニキビの原因は皮脂の分泌なので、それを抑制する必要があります。

グリコール酸ピーリング（ケミカルピーリング）を利用します。

 

この酸は、ニキビ予防から対策、痕の改善、シミやくすみの色素沈着の改善、毛穴の開きの改善などが期待できる優れた酸です。

お肌に安全な酸で、使用すると角質層とお肌に酸が浸透していきます。

余分な皮脂を洗い流し、同時に酸によってニキビ菌を殺菌することで思春期ニキビを治療できます。

 

また、ライムライト（IPL）というライトによる療法を利用すると、ニキビ菌を殺菌し赤みや色素沈着を軽減できます。

思春期ニキビにおいて重要なのは、ピーリングによる余分な皮脂への対策と、ライムライトによる殺菌です。

 

＊治療中の痛みについて

思春期ニキビの治療では酸を利用するので、ピリピリするような痛みを治療中に感じるかもしれません。

しかしその痛みは酸を洗い流せば治るので、それほど心配する必要はありません。

また、ライムライトの治療では輪ゴムをパチンと弾いたような痛みが感じられます。

 

 

□大人ニキビの治療と対策

大人ニキビは皮脂の分泌が低下しているので、思春期ニキビ同様にピーリングを中心に対策を行うと乾燥肌を引き起こす可能性があります。

ゆえに大人ニキビにおける対策で重要なのは、低下したターンオーバーへのアプローチです。

利用するのはジェネシスと呼ばれるレーザー治療法で、これはお肌の新陳代謝を高めて保水力を促進します。

この効果によって古い角質を溶かし、溜まった皮脂を改善することができます。

 

 

＊治療中の痛みについて

ジェネシスはライムライトよりも深い層にレーザー光による熱を届けます。

表面では感じにくいですが、42〜43度ほどの温かいシャワーを軽く当てているような温かさを感じます。

 

 

□治療の頻度

思春期ニキビ・大人ニキビ共に治療の頻度は1ヶ月に1回のペースで3回〜5回継続すると、ニキビが綺麗に改善されます。

 

ニキビの治療で重要なのは継続して行うことなので、ニキビが治った後もアフターフォローのために数ヶ月診察を受けるとより効果的に安定したお肌の状態を維持できます。

 

ニキビを放置しておくと、ニキビ跡に繋がり、シミの原因になってしまいます。

 

お伝えした治療法の他にもビタミンC・ビタミンE・トラネキサム酸を錠剤で内服してニキビの炎症を抑えるアプローチを行う場合があり、ニキビ対策は様々な方法があります。

 

カウンセリングを行い、それぞれの症状にあったベストな対策を行うことが大切です。

 

お家で行なっているスキンケアで改善しきれないとお困りの方は、クリニックでの対策を検討してみてはいかがですか？

 

 

無料カウンセリングを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。