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クリニックブログ

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☆クスリが効くシミ・効かないシミ☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山

2017年2月14日 09:47

みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡です。


ドラッグストアには、シミに効くとされる内服薬・サプリが陳列されています。

みなさんもこういうのを見るたびに

「こんなので本当に効くの?」

 と思ったことだと思います。


そして実際に効くんです、この手の内服薬・サプリ。

でもシミを選ぶんです。

だからどういうものに効いてどういうものには効かないのか、知っておくことが大切です。

だいぶ以前に掲載した図ですが、この際もう一度見ておきましょう。

melaninnormal.jpg

 

メラニン色素の作られるもとと、配られる先です。

作られるのはメラニン細胞というところです。

もっと詳しく言うと、次の表皮の図のところに分布しています。

メラニン細胞が表皮の一番底のところにあって、その上の基底層~角質層の大部分を表皮の細胞(ケラチノサイトといいます)が占めています

表皮の構造断面図.jpg

 http://www.geocities.jp/study_nasubi/r/r6.htmlより引用


メラニン細胞で作られたメラニン色素はせっせとケラチノサイトに配られていきます。

最終的にケラチノサイトは死んで垢になって落ちます。

シミが出来る場合、メラニン細胞側に原因があるか、ケラチノサイト側に原因があるかで対処法が異なってきます。




シミに効くとされるクスリ・サプリが効くのはあくまでメラニン細胞が過剰にメラニン色素を産生している場合です。

 

つまり、メラニン細胞側に原因がある場合です。

そしてそれは肝斑や、ニキビやヤケドなどの炎症をベースにして出来る炎症後色素沈着です。


通常、表皮の細胞であるケラチノサイト側に原因がある加齢性のシミにはほとんどと言っていいほどクスリ・サプリは効きませんので、こういったシミはレーザーや光治療によって強制撤去をしなければ取れません。


ただ女性の場合、だいたい両方のシミを併せ持っていることがほとんどのため、クスリ・サプリを摂ると効く感じが得られる、ということなのですねウインク

内服はどのシミに効かせたいのか、しっかり押さえた上で始めましょうねグッド!

 

奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。

 

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