目の下のくま、たるみ

目の下のくま、たるみ

目の下のクマの原因は大きく分けると、シワとクボミ(影)になります。
シワについては、乾燥したような小ジワタルミによる深いシワに分けられます。

クボミ(影)については、次の2つのタイプに分けられます。
乾燥小ジワや色素沈着(シミ)のように、目の下の皮膚の色調が茶色やグレーで影のようにみえる場合。
・瞼の奥の脂肪が膨らんできたり(眼窩脂肪の突出)、下瞼と頬骨の境目(下眼瞼溝)がタルミによって凹んだりして、色ではなく影ができている場合。

乾燥小ジワに対しての改善治療は2つの方法があります。

1.サーマアイ

瞼専用のレーザーで、真皮層のコラーゲン組織を引き締めて再構築する効果があります。
小ジワの他に深いシワやタルミを伴う方、瞼の脂肪が膨らんでいる方には特に効果的です。

2.リデンシティ

美容液成分を配合した特殊なヒアルロン酸で、減少した皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸を補って、みずみずしくキメの整った皮膚に作り変えていく注入用美容液です。
乾燥を伴った小ジワに効果的で、笑いジワのあとがそのまま残ってしまう、といった症状にはボツリヌストキシンと併用するとより効果的です。

下瞼にできるクボミ(影)に対しては何種類か方法があります。
(下まぶたには構造的に膨らむ部分とくぼむ部分があって、どちらも影の原因になります。)

膨らみの改善

瞼の奥には眼窩脂肪というパッドのような脂肪の塊がありますが、もともと多い方は20代半ばくらいから、それほど多くない方でも皮膚のハリが衰えた30代後半くらいから、この脂肪が前へはみ出して膨らんでくることがあります。この膨らみの下に影ができてクマの原因になります。
この脂肪は瞼の結膜側から2,3mmの穴を開けて、余分な分だけ取り除くことができます(経結膜下脱脂術)。

2,3日むくみがありますが、表面に傷が残らないので比較的ダウンタイムの少ない方法といえます。
(眼窩脂肪は皮下脂肪と違って、体重の増減にはほとんど影響を受けませんので、いったん取ってしまえばそうそう再発することはありません。)

溝の改善

下まぶたには構造的に溝(下眼瞼溝;かがんけんこう)があります。
下まぶたと頬の境目の部分ですが、頬のたるみや溝の皮下組織がやせたりすることによって溝が深くなり影ができます。
眼窩脂肪の膨らみとは逆で、こういった場合には溝を埋めてあげる必要があります。

1つ目の方法

ヒアルロン酸注入で、比較的簡便で速効性のある人気の高い施術です。
溝に沿ってジェルを注入することによってふっくらと溝が埋まります。
(下瞼の皮膚はほうれい線や頬に比べて薄いため、仕上がりが滑らかになるように少し軟らかめ(粒子の細かい)ヒアルロン酸を用います。)

2つ目の方法

頬のタルミが主な原因の場合は、サーマクール(リフトアップ用レーザー)で頬骨部のタルミを持ち上げることで、溝を浅くすることも可能です(クマの下にさらにゴルゴラインがある方には特に有効です)。膨らみの原因は眼窩脂肪にあります。

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